the poetics of chanrie's everyday life
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ある瞬間にふとなくしたあの人を、
永遠になくしたと思うのはなぜかしら?
あの人がいたときは、あの人がいることが空気のようであたりまえで、
だけどふといなくなったその瞬間からあの人は永遠になり、
そして次第に忘れていって、
それが人を哀しませる。
いなくなったあの人は、いなくなるその直前に、
あなたの中にいるからと言い残す。
その言葉を忘れて、あるいは分からないで、
確かにそこにいたあの人を、取り出して哀しむのはどうしてだろう。
そしてそれを取り出せなくなることを哀しむのはどうしてだろう。
そこにいたときと同じように、
あの人を大切に思っているだけでは、どうして人は哀しいのかしら。
四六時中意識して大切に思っていたわけじゃない。
ならばそれでいいじゃない。
今まで思っていたように、人の中にいる今はなき人を、
そっと撫でられればそれでいいじゃない。
何かを文脈から引き剥がしちゃいけないんだ。
ただ好きだったよ。
それだけ。
今いたら、もしかして嫌いになってたかもしれないけれど、
ただ、好きだったよ。
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