the poetics of chanrie's everyday life
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ここでなら働けると思った会社2社から内定を戴いた。
私は驚くことに、企業を選べる立場になった。
そして贅沢であり究極の、暫定的な結論を出さねばならなくなった。
某R系の最終局面の面接。
「入りたい会社、やりたい仕事まではいいんだけど、大体そこで企業から内定が出る。本当は、その先に、やれる仕事か、それで満足できるかも研究しないといけないんだけど。多分今アナタが感じているもやもや感はそこにあるんじゃないかな」
むむ、そうです、そうなんです。
ずっと紹介をやりたいと思っていた。
今就職するなら、個人の具体的な人生に関わりたいと思ってきた。
紹介なら関われるだろうと思っているし、今もそれは変わらない。
ただ勿論その動機の半分は、私自身の興味でもあるし、研究者としての興味でもあることは否定しない。
しかし、成功報酬型のビジネスモデルでは、結局弱者は弱者であり続けざるを得ない。
私の出発点である「不自由な個人」を選別する作業、仕方ないのも重々承知だけれど。
それから、キャリアアドバイザーの立ち位置。
「僕はどういう人なんでしょう?」という弱気な個人を相手に、
貴方はこういう人でしょう?と言い切らねばならないある種の傲慢さに耐えられるだろうか。
「自分がどの位置から話をするのか、アナタはすごくこだわるんじゃないかと思うんだよね。そして、僕はそこに耐えられなくなったんだ」とぽろっとこぼした面接官。
なぜ分かるんだ、というかどうやってそう判断したんだ、
私がそういう人間だと。
某人材派遣会社の社長さんのセリフを思い出す。
「派遣したい人に仕事を与えたいと思っているのか、それとも派遣先を助けたいと思っているのか?」
「私は、研究者の卵に職を作る仕事をしたいです」
「いいじゃないか、それを忘れずにやるんだよ」
そう、「不自由な個人」のために雇用機会を切り開いていく仕事だと思えばできるなと、私は思っていた。
多分人材紹介業への不安は、開発の実務を忌避する感覚に近いと最近思う。
結局そうなら、もういっそのこと全然関係ないところじゃないと働けないじゃんとさじを投げたくなる。
妥協点を探す作業、暫定的な結論。
だけどどう腹を括れるのか、全然分からない。
「私の業務のやり方次第だから、とりあえずやってみよう」
そう言えるためには、どうしたら。
分かっているんです、ないものねだりだって。
余計なことを考えずにはまれば面白い仕事だって。
一抹の不安、多分決定的な。
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Acoustic AlchemyのThe Beautiful Game、7曲目。
この生き急ぐ感は何だろう。
どこか哀しげな切迫感。
黒と赤の世界に光が差して、ふっと光が消えるその瞬間までの曲。
この曲が終わったあとに残されたものは決して見たくないという妙な不安に駆られる。
それでもこのテンポ感に引き摺られてつい聴いてしまう。
タイトルを見て愕然とした。
この曲は、私に似ていると思っていたから。
その曲の名は、The Last Flamenco。
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